猿島野の大地を考える会

平成四年四月八日 ( 偶然 お釈迦様の誕生日 ) に発足した 。 会の基本理念を、 賢治精神から  「自由、平等、行動、非政治、非営利 」 とし、 特に行動を 重視してきた 。

月一回の定例会で、 自由に本音で 話し合い、 それを実践し 積み重ねてきた 。 三千名以上の署名集め、 千本以上にまでなった県内初の立ち木トラスト運動、 おおたか保護の活動、 月一回の水質検査、 荒れた平地林の清掃、 それを活用しての炭焼き、 自然や野鳥の観察会、 今では 知る人ぞ知るの リサイクルハウスの建設、 毎年テーマを決めての 文化祭出展、 町まるごと博物館実現への推進、 会の便り発行などなど 。

会の母体は、 立ち木トラスト運動で 立ち木を買って 応援してくれた人達。 
 しかし 会で 実際に行動しているのは 地理的に可能な人達。 遠隔な人には 会の便りで 活動状況を知らせたり、 会の年中行事に参加を呼びかけ、 全ての会員から 年会費千円を 頂いている。なかには 毎年多額のカンパや 沢山の切手を 送って  支援してくれる ありがたい友人もいる 。

 入会は 大人でも子供でも 誰でも 随時 歓迎 。 又 出来れば、  私達の会の活動を参考に 各地域で 核になって 独自の活動を 展開していってほしい 。

この会ができるきっかけを つくってくれたゴルフ場側にも、 私達は 絶えず  環境に配慮するよう 働きかけてきた 。 ゴルフ場側も、 おおたか保護区域の設定や 炭焼きの設備を作るなど 誠意を示してくれ、 対立ではない対話の関係を 築いてこれたと思っている 。

そして 私達の会は ゴルフ場が契機ではあったが、 次第に もっと普遍的で 広範な問題に 目が向けられるようになり、 会として 成長できたのではないかと 自負している 。

その中でも 特に重きをおいたのが 水であり 炭であった 。 命の隣にある水を どうするかと、 月一回の水質検査を 十一年間 一度も休まず続けてきた 。 又 地球的規模の環境悪化に対し、 その解決の路を炭に求め 色々体験学習をし、 会独自の簡易な炭焼きマニュアルや 普及用のビデオを作ったりしてきた 。 しかし 炭についての理想と現実のギャップや限界をも 感じるようになった 。



>私の宮澤賢治の世界


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